高良玉垂宮神秘書 訳文 第十二章  物部を秘す(大須賀あきら 稿)

大須賀あきら 稿

高良玉垂宮神秘書 訳文 第十二章  物部を秘す

第一八三条
丹波氏 大宮司職
第一八四条
安曇氏 小祝職
第一八五条
前田氏 下宮御倉出納職
第一八六条
草壁氏 御貢所鰚贄人職
第一八八条
高良大菩薩氏 物部御同姓大祝職である 大善寺大祝 神代 大祝家より出た 座主 大宮司 系図に同じと伝わる 八人神官は田尻 小祝 外湯 所司代 印塚 田尻 小祝 外湯 福成 稲員 
第二〇〇条
大井御記文 物部を背き、三所大井の御神秘を他姓知ることがあれば、当山滅亡する
第五四五条
八人の神官 十二人の大人という所があり 大祝の代理としてその司を受け取る役である 八人の神官は田尻 小祝 外ノ湯 所司代 印塚 両福成 稲員 これは神輿役である
第五四六条
十二人の大人は小野 栗林 厨 弓削 野中 枝光 高野 久留米 本司 大隅 国符 上津荒木
第五四七条
小野は御幣役 栗林は神輿役 厨は神饌の役 弓削は真弓の役 野中は鏑矢の役 枝光は日傘の役 高野は鳶の尾の役 久留米は五穀 榊の役 本司は笠懸丁取り役 又御剣の役 大隈は所司八席役 国符は厨子固め役 上津荒木は所司神人役
第三五〇条 
藤大臣 高良大菩薩皇宮におられる時、大井は月神でいるあいだ位は太政大臣正一位であり、藤大臣は異国征伐の時、干珠 満珠を竜宮に借りた時の名前である。高良山に御帰りになってより神正一位と定められた。四〇代天武天皇癸酉二月八日御神託により大井束帯を大祝に譲り大祝大明神正一位を高良大明神第一位を引き替えて鳥居に玉垂宮とうった。大祝へ譲った鳥居には大祝大明神正一位とをうった。代々井ノ文にもそのように書かれている。大祝大明神物部安何正一位、大祝家がつきてからは隠居したというが、その書はましきなり。皇代六十代醍醐天皇の時、大祝大明神物部安何正一位と書くなり。

解説
宮神秘書には阿部 鏡山 丹波 安曇 前田 草壁 田尻 小祝 外ノ湯 印塚 両福成 稲員 小野 栗林 厨 弓削 野中 枝光 高野 久留米 本司 大隅 国符 上津荒木は物部の名を隠す為 別姓を名乗ったと記されている。

物部であることが他に知られれば山が滅ぶと記されている。

応神天皇は崇神天皇(中臣鳥賊津)仁徳天皇の系統は阿部氏であることから八色の姓の真人から仁徳天皇の系統は外されたと考えられる。
添付の地図は九世紀の国造を示した地図だが粕谷屯倉には継体 日田国造には日下部 磐井 薩野馬(天智)宗像には徳善(天武)大分には恵尺 稚臣(天武)宇佐には大神の名が残っている。
高良玉垂神秘書 訳文 https://kouratamadare.com/%e9%ab%98%e8%89%af%e7%8e%89%e5%9e%82%e7%a5%9e%e7%a7%98%e6%9b%b8

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