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アーカイヴの舟

21. 銀河連邦辞書編纂図書館

銀河連邦辞書編纂図書館惑星ネオ・エーテルは、その名の通り、表向きは惑星リリナスによる銀河連邦辞書編纂図書館設立財団として、ひっそりとその役目を果たしていた。しかし、ネオ・エーテルが所属するマンダマン星区で独立運動が勃発すると、ネオ・エーテル...
アーカイヴの舟

20. 涙の黒い太陽

涙の黒い太陽エルマの妹のリセルは、その場所を訪れた経緯を、その日のうちに惑星ペリラにいる母ネッラへ手紙にしたためていた。なぜかリセルの夢に祖母ドーラが現れ、不思議な一連の作法とともに、新設された公園のある場所を訪れるよう告げたのだった。これ...
アーカイヴの舟

19. 星界の涯

星界の涯「確かにあのとき、あの小さい島全体輝いて、エルマがその光に包まれるのを見た。目撃した。そのとき以来、それまでになかった感覚、もしかしてずっと以前にはあったような感覚に気がついた。戻ったというのが正しいのかも。ホモジェミーさんと再会し...
アーカイヴの舟

18. パークサイド

パークサイド《アーカイヴの舟》ヒューは、催眠術にかけられていたのだろう。気がつけば、見知らぬ航宙船の中にいた。見上げると、容姿端麗な女性が立っていた。彼女はごく自然に、まるで旧知の友に話しかけるように、ヒューに言葉を向けてきた。任務は、無事...
アーカイヴの舟

17. 四つ葉のクローバー

四つ葉のクローバー「そして、これが私の結論だ。おそらく君たちにはまったく理解できないだろう。だが、それでも君たち一人ひとりが地球そのものなのだ。自己浄化の力を持ち、新たな生命を生み出すことができる。君たちもよく知っているはずだ。『人を七の七...
アーカイヴの舟

16. 一体どうなっているんだ!

一体どうなっているんだ!「文明を導くのは知識ではなく、受け継がれる夢である。」「死の床で語られた言葉は、なぜ四十一年前の宇宙船へ繋がったのか。」エルマが自分の最期を悟り、私を呼び寄せたのは、惑星イオスだった。(銀河暦10109年)光の乏しい...
アーカイヴの舟

15. エルマとヒューの地球探索

エルマとヒューの地球探索《アーカイヴの舟》 「文明を存続させるのは技術ではない――帰る場所の記憶である。」「銀河帝国が崩壊へ向かう時、 一人の少女だけが“地球の草花”を知っていた。」「こともあろうに祖父アルケー・グリスは、再びアスクシオン市...
銀河のこよみ

アスクシオン市崩壊論

アスクシオン市崩壊論―「時間」が敗北を決定した都市―Yi Yinアスクシオン市は、軍事的に敗北したのではない。むしろ逆だった。反乱勢力は局地戦において何度も連邦軍を圧倒し、兵力においても、士気においても、戦術においても――そして皮肉なことに...
アーカイヴの舟

14. アスクシオン市の謎

The Secret of Asuxion Cityアスクシオン市の謎The Secret of Asuxion City《アーカイヴの舟》「歴史は偶然ではなく、配置によって動く。そして配置を決める者は、決して表舞台には現れない。」惑星ネオ...
アーカイヴの舟

13. もうひとつの任務

もう一つの任務銀河は、静かに崩れていた。爆発でも、戦争でも、天変地異でもない。ただ――繋がりが、失われていく。星と星の間を結んでいた無数の糸が、長い時間をかけて少しずつほつれ、やがて文明そのものが夜の闇に溶けていくように消えていく。それが銀...