ポエム

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青空とあなた

なだらかな坂道をゆっくりと歩いていくあなたの笑顔を少し曲がりのある途中でふと思い出した懐かしい優しい風が頬を触るあなたのようなあどけないあなたの横顔が雲の影に色を変えた畦道の縁でスミレを一本だけ摘んでくれたけどまだ幼すぎて言葉がなかった今な...
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アマポーラ

ゆっくりと時間が流れる日曜のあさ巷の喧騒が嘘であったらいいのにオリエンタルポピーはそうつぶやく「あなたは鉄格子の中でもアマポーラの夢を見た少女のことを知ってる?」「いやに突然怖い話しなんて?」「そうねごめんなさいねでもこれだけは心にとめてお...
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Great Burnet

七月ともなれば有限花序ゆうげんかじょ(吾亦紅われもっこう)は草原に咲き乱れ嵐まがいの風に吾も呉れないの端くれだとさりげなく嘯うそぶいてるもう季節は夏を迎えもう時は既にー紀の五分をすごし想いにふける少女の如く新たな季節を希求しているのかそうで...
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水溜まり=童心の里へ

空(empty )から静(silence)への回帰静はあくまでも寂ではなく走馬灯の亜麻色の雨今では登校の透明な傘の児童たち昔は貧乏な子供が合羽橋もまばらでもはしゃぎ声が水溜まりを蹴散らし泥と小石と音楽のアンサンブルノスタルジアが青を争うフォ...
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記憶の雨

雨の上がった田舎の歩道には積み重なったブルーとひまわり色の思いが272回目の季節のなかに見えているよう人の思いはまだそこに残っていて消え去ってはいない不器用な僕の人生でも確かな証はしっかりと目の奥にしまわれている木々が覆い時代の流行りが何で...
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Seed of Future

Seed of FutureOne day夕暮れから1日がはじまるっていうのは聖書のはなしさ繰り返すこの日々に疲れ果てるっていうのも青春のことだけじゃないよな街に四つもの出口があるようにだよ人生にはいつだって四方にちゃんとオープンしてあるっ...