記憶の雨

ポエム

雨の上がった田舎の歩道には
積み重なったブルーとひまわり色の思いが
272回目の季節のなかに見えているよう

人の思いはまだそこに残っていて
消え去ってはいない
不器用な僕の人生でも
確かな証はしっかりと目の奥にしまわれている

木々が覆い
時代の流行りが何であっても
大切なファイルはいつも僕の手が届くところに
パラパラと捲れば またもやパラパラと
僕のこころに呼応して
掌(てのひら)にまた ホラ 潤いの記憶の雨が

yatcha john s. 「 記憶の雨」

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