埴輪・古墳博物館を訪れて

歴史考

先日(令和5年3月29日水曜日)、千葉県芝山町にあります埴輪・古墳博物館を訪れましたのでご報告いたします。

あわせて隣にございました仁王尊と近くの中台古墳群の殿塚古墳と姫塚古墳も訪問できましたのでご紹介いたします。

まずその立地は、下総台地(一部上総台地も含む)とそれに続く絶妙な谷津になる素晴らしい景観に目を見張りました。

台地は、香取市や香取郡東庄町などの利根川沿いでは50メートルを越える所もありますが、標高は概ね20 – 40メートルであり、なだらかな起伏が続く台地です。

埴輪・古墳博物館の隣り合わせの仁王尊観音教寺は広大な敷地面積で、鐘楼堂、護摩堂、仁王門、三重塔、不動尊、黒龍大王神、稲荷、山王社、天神を兼ね備えた大型総合施設です。

近くの古墳群をざっとご紹介いたしますと、山田宝馬古墳群、 大殿台古墳群 、田辺台古墳群 上吹入・林古墳群 、谷津古墳群 、三田古墳群 小池古墳群 、船塚古墳群 、大里古墳群 です。

そしてその台地から発する川は、木戸川、 栗山川、多古橋川 、木戸川 、 栗山川に合流する多数の支流など。

そこから河岸段丘的に東の九十九里海岸に向かって多数の谷津と小川が散在して美しい絶妙な景観を形成しています。

Photo からも見られますように、いかにこの地域が古来風光明媚で、生産の拠点であったことを偲ばれます。

栗山という名称は、「高句麗」「高麗」にもとめられるということです。

ことに栗山川は鮭が遡る南限であるとも報告されております。

まとめ∶成田空港の近くには古来から、東国の繁栄を象徴する龍角寺古墳群の他に数多くの神社仏閣が密集しておりますが、ご覧のように埴輪の貴人像からも察せられますように国際的な色合いが濃厚であると言うほかないでしょうね!

Yi Yin

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