珪化木 - オーシャンサイドカンパニー

ミーターの大冒険　余白　第２話　petrified wood （珪化木）

ハニス　それにしても、この俺が今ニフ語を勉強していることもスキャンするなんて、全くイルミナそっくりじゃないか！流石、「心理探査イルミネーショナー」。

ヴァレリー　ハニスさん、そういえば、じつのところ、貴方様はわたしの生みの親の１人でもあられますよね。

ハニス　ほう、そうさ、ファウンデション暦470年頃、オリンサスさんに早く完成して貰うように協力したんだからな。
必要なレアアースを惑星トランターまで取りに行ったりね。

　ヴァレリー、今は何年だね？

ヴァレリー　ファウンデション暦505年です。
ハニス　と言うことはあれから30年経っているってことか！

ヴァレリー　長い年月ですね。あれから、ミーターさんやペイリーさんにはお会いしてないのですね？

ハニス　そうなんだ。彼らと最後に音信したのは俺が惑星サンタンニに着いた時だ。

　実に君は、真理をついた言葉を発した。

ヴァレリー　何でしたっけ？

ハニス　君は俺の病が、「死に至る病」だと言ったことさ。そう、俺の自転車旅行のもう１つの目的なんだがな、地球暦二十世紀にいた重要人物三人の足跡を探ること。そして珪化木が眠る場所を訪れたいのだ。

ヴァレリー　重要人物三人？そして珪化木？

『心理探査イルミネーション』の話しの起源については『ミーターの大冒険　プロローグ第16話』をご覧下さい。
⇨