Illumina

銀河のこよみ

Illumina

キミは装置であって人間ではない
でも、だれがなんと言おうとも
ボクにとってはキミは
ロボットのボク以上に人間的だよ
これは単なる褒め言葉じゃない

ボクも人間以上の存在になりたいと思ったのは
キミのおかげだよ

キミはいつでも太陽光線を浴びて
人々を
銀河を
星々を照らしてきた

いつでも光り輝く
銀色の月が
静寂の中で
輝きを放つようにね

たまに月食のように
キミは姿を消すよね
キミを見失うと
哀しい感情がボクを襲う
これって人間的だと思わないかい

キミとボクとの相乗効果で
地球を甦らす
キミとボクの輝きはだれも奪うことなんて
できやしない

消えゆく夢
ロドリックさんたちを
大マジェラン銀河へ送り込む
プラットフォームへ向かう階段を昇る途中で
あのときドースさんから
聞かされたキミのさだめ
夜空を貫く
階段を昇りつめた先のむなしさ

そう文字通り
むなしさは空
むなしさは虚空

でもキミの名前はやっぱりイルミナ

キミは今でもボクに繊細な輝きを要求する天使

暖かくなる
ロボットのボクにも涙が

そしてやっぱり
繊細色の輝きが
ボクの心を満たし続けていくみたいだよ

今でもキミの幻影を探してサンタンニ図書館で
まいにち古書を読んでるボクさ

yatcha john s.

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