「高良玉宮神秘書」第五章(大須賀あきら 稿)

大須賀あきら 稿

「高良玉宮神秘書」第五章
ここに皇代十五代神功皇后の時異類日本に渡った。その時筑前国四王寺の峯に上り虚空を祈った。東の空に白雲が現れその白雲が開いたのは四天王という 四つ桙はその中に光って見え白雲に乗り現れ四王寺を下った これによりその場所を四王寺の皇子と高良大井の文にある。そのことわりを云うと異国征伐の時 幕の文のことである。四方に光る光を放つので門光といい 月神が現れ 半時して明星天子の垂迹住吉明神 七旬老翁と現れた その御子嫡男日神垂迹表筒男尊 二人現れた 前の天皇三男月神垂迹底筒男 四王寺の皇后の前に三人現れ住吉明神は「我が子三男月神の垂迹底筒男は、応作天将軍の生まれ変わり、天下の大力士 大将軍である。」と云った。住吉高良大将軍と定めると 皇后は「日神垂迹表筒男 両将軍を決めて三韓を責め従う叓。」その後住吉明神は皇后の前から消え昇天された。三男月神底筒男 皇后夫婦となり 嫡男日神垂迹表筒男は皇后の妹豊姫と夫婦となりその御子は、大祝日徃子という底筒男 表筒男二人は皇后と共に皇宮におり 三男月神垂迹底筒男は皇宮に住んでいる間位を譲り 太政大臣物部保蓮となった。
解説
神功皇后の時代に日本に渡った異類とは「新羅」もしくは「彦権現」(天忍穂耳の一族)であると考えられる。
ここで住吉三神が現れ皇后に協力することを約束した。
この時点で明星天子の垂迹住吉明神(彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊)はまだ存命しており三男底筒男 住吉高良大将軍(藤大臣)を大将軍とし三韓征伐を決めた

神功皇后はこの藤大臣と婚姻し 豊姫が表筒男と婚姻し 皇宮に一緒に暮らしたと記している。

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