本紹介 『日よ、西から昇れ』【上巻】

上野俊一稿

名著紹介

【日よ、西から昇れ 上巻】Kindle 版

日本の古代史には空白の四世紀と呼ばれる歴史のブラックボックスがある。
中国の歴史書から倭国が消えた150年、それはちょうど邪馬台国や出雲王国から大和王権へと政治と文化の中心が移り行く時代のミッシング・リンク。

【上巻】
夜麻台連合の女王日御子ひみこは、親魏倭王の印綬を受けるも霊力の衰えを悟り、自死し天照大神となる。代わって倭王となった伊都国王須佐は、連合体制から更に統一を目指し強権政治を行う。圧政に苦しむ南部夜麻台国の民はこれに従わず豊麻とま国の支援で分離独立、台与とよを新女王に擁立する。
鉄の自力生産を目論む須佐は韓に遠征、伊西いそ国の王子と製鉄職人を拉致し連れ帰る。その後、当の王子饒速日にぎはやひの働きで伊西国と同盟、連合軍で鉄資源に恵まれた根国を攻略し出雲国と為す。伊都に戻り夜麻台国と復交を図るが、兵の反乱が起き結局、須佐、饒速日らは出雲へ去る。
豊麻国と倭国は天孫台与を担ぎ、安芸や吉備の協力を得て東征を敢行、五十瓊殖いにえが中つ国に大倭国を建国、大王となる。東征軍に降った前支配者の饒速日も参謀として重用されるが、折しも疫病が発生、その原因が天神地祇の不和とされ、天照大神の祭祀者豊鍬入姫命(台与)は宮中を追われる。五十瓊殖は百襲姫ももその進言により『雄々しき流れ』を志し、治政は当初の融和的なものから次第に強権的に変わっていく。饒速日は所払いで旧在所の丹波へ戻り、彼の子を身籠もっていた豊鍬入姫命も後を追うが、謀反を疑われた饒速日は死を選び、豊鍬入姫命も病死する。

【著者紹介】
秋月 渓(本名:上野俊一)●1950年、長崎県対馬市生まれ。少年時代は諫早市・長崎市で過ごす。福岡市にあった九州芸術工科大学画像設計学科を卒業後、外食企業に入社し広告宣伝を担当。
後にコピーライターを志し広告代理店へ転職、その後短大講師、デザイン会社、フリーランス等を経て今日に至る。

価格∶
¥0 Kindleunlimited

またはAmazonで¥480で購入できます。

Yi Yin の推薦文

これ程優れた「神武東征論」と「魏志倭人伝」を小説としてまとめ上げた文献は今まで皆無でした。著者上野俊一は原田大六から影響を受けたと謙遜してはいますが、その実、歴史上実際の出来事をリアルに描写する技能は秀逸と言えますし、他の比ではもうとうありません。
その出来事の起こる所以も説得力にあふれ、今日、わたしたちの周りに起こっているあらゆる出来事を見る真実眼を与えくれること必定です。
是非、あなたのスマホでご覧下さい。
もう一つの起こる新しい世界が見えて参りますこと確約いたします。

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