- ラベンダー畑の記憶
『2万年後の銀河』
第1弾 ファンデーションの夢
第六部
「ベイタ・ダレル」
第1話
Date:ファンデーション暦298年
Place:惑星ターミナス、旧ガール・ドーニックの屋敷
ラベンダー畑の記憶
ベイタの手紙 ロアお母さんへ
お元気ですか?私、ベイタはモーブで勉学に励んでいます。もうすぐ卒業論文を書く時期に差し掛かり、忙しい毎日ですが、とても充実しています。
郊外のラベンダー畑は、それはそれは見事です。紫色の波が果てしなく広がり、どこか懐かしい気持ちになります。その一角には、ターミナスで開拓を始めた最初のご先祖様、ガールとベリスの家がまだ残っているのを発見しました。驚きましたよ。どうでしょう、お父さんと一緒に一度戻って来られては?
ターミナスではもうティー・ツリーやラヴェンダーの生産がほとんど行われていないのです。先祖たちが丹精込めて作り上げたアグリフォレストリーも、今ではスミルナやネオ・トランター、カルガンといった星々に移ってしまいました。でも、不思議なことに、このラベンダー畑だけが今でも残っているのです。まるで時の流れから切り離されたように。
最近、「児童のための知識の書」を読んでいて興味深い記述を見つけました。はるか昔、あるロボットがジョン・ナックという科学者を助けて、人々をアタカナという星からニフの星へ逃がした、という話です。どうしてだか、それがターミナスの始まりだったのではないか、と感じてしまうのです。お母さん、ご先祖様たちのようなお仕事、私にもできるでしょうか?
それから、ここにもう一つ面白い出会いがありました。シーウィー父さんと故郷が同じだと言う、トランという若者がよく訪ねて来ます。彼はいろいろとわたしの面倒をみてくれます。彼の故郷の星はヘイブン。なんて素敵な名前でしょう。彼はいつも果物をたくさん届けてくれるんです。でも、彼の属する商人グループは「独立貿易協議会」と言うそうで、名前だけ聞くと少し厳めしい印象ですね。
お母さんもお父さんもお元気で。ターミナスで再会できる日を楽しみにしています。
ベイタより
次話につづく。
ラベンダー畑の記憶を、あなたの暮らしに 🌿
『2万年後の銀河』第六部「ベイタ・ダレル」では、ターミナス郊外に紫の波のように広がるラベンダー畑が描かれています。
祖先の記憶を受け継ぎ、どこか懐かしい安らぎを与えてくれる香り――それは時を超えて心を包み込む力を持っています。
フランス・プロヴァンス産のラベンダー精油は、その香りをもっとも純粋な形で閉じ込めた贈り物。
忙しい日々の中でも、ひと滴を枕元に垂らせば、静かな眠りへと誘ってくれます。
ベイタが眺めたあの「時の流れから切り離された」畑を、今ここで体験してみませんか?
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