エッセイ

佐藤達矢稿

月の民の足跡⑧ 骨品制という王位相続制度 (佐藤達矢 稿)

月の民の足跡⑧ 骨品制という王位相続制度 前回、民族によって男系相続の場合と女系相続の場合があるという話をいたしました。 今回はこれに関連して、「骨品制」という相続制度についてご説明します。 この骨品制は王位継承に関する規則であり、王族の中...
佐藤達矢稿

月の民⑦ 民族による古代の婚姻政策の違い(佐藤達矢 稿)

月の民の足跡⑦ 民族による古代の婚姻政策の違い。 前回、大陸と日本の民族同士が政略結婚を繰り返し、歴史を紡いでいったという話をいたしました。今回はこの政略結婚という行為が、民族ごとにどのような意味を持ち、具体的にどのように行われたのかという...
上野俊一稿

三足器 (上野俊一 稿)

三足器三足の器がある。A・Cは土器、Bは青銅器だが、それぞれ時代も出土地も異なる。Bは殷の鼎(かなえ)で、ご存知の方も多いと思う。ではAとCはお分かりになるだろうか?答えはA:大汶口文化中期/前35~前30世紀B:殷文化後期/前13~前11...
上野俊一稿

アマテラスはいつの人?(上野俊一 稿)

アマテラス(天照大神)が実在したとすれば、一体いつ頃の存在か?その推定の手がかりのひとつが、鏡である。■注目すべき籠神社の鏡まずアマテラスがニニギ(瓊瓊杵尊)が降臨、任地に天下りする際に授けたという鏡がある。最終的に伊勢神宮に安置されたとい...
佐藤達矢稿

月の民の足跡⑥ 政略結婚が歴史に及ぼす影響。(佐藤達矢 稿)

月の民の足跡⑥ 政略結婚が歴史に及ぼす影響。古来、日本列島と朝鮮半島の間では政略結婚が頻繁に行われてきました。これはこの当時、双方の国が経済を両国の貿易に大きく依存しあっており、友好的な関係を保ちながら通商・貿易を発展させることがお互いの国...
歴史考

古代鹿島を3重の同心円で考える

古代鹿島の成り立ちを三重の同心円で考えるYI YIN 古来、日本において神社とは単に信仰の拠り所であったいうことを含めて人々の生の営み全体の紐帯機関でありました。 弥生時代を迎えて富の蓄積が膨らむに連れてますます中央との絆、さらに遠方の地域...
上野俊一稿

韓半島をウサギにしてみた (上野俊一 稿)

韓半島をウサギにしてみた (上野俊一 稿)魏志東夷伝の序文を読むと、陳寿の東夷諸国に対する熱い想い、この記録編纂に懸けた情熱などがうかがえます。公孫氏に専横を許したために、東夷諸国との関係が断たれ長い間交流が途絶えたことへの忸怩たる想い、中...
佐藤達矢稿

月の民の足跡⑤ 因幡の白兎伝説の検証 (佐藤達矢 稿)

月の民の足跡⑤ 因幡の白兎伝説の検証。 古事記で語られる因幡の白兎伝説。これこそ「月の民」が日本に渡来したことを意味する逸話ではないかと思われるのですが、不思議なことにこの物語は日本書紀には記載されていません。「紀」は意図的に「記」のこの部...
佐藤達矢稿

月の民の足跡④ 夏の禹王と神功皇后 (佐藤達矢 稿)

月の民の足跡④ 夏の禹王と神功皇后。 BC2000年頃、中国に「禹」という名前の王様が出現しました。禹はたいへんな名君で、伝説の夏王朝を起こし、この時代に大規模な灌漑事業を行って民衆を洪水から救うなど、数々の善政を布いたようです。 しかし、...
上野俊一稿

伊都国王はスサノオか?(上野俊一稿)

伊都国王はスサノオか?■海の支配者スサノオアマテラスのモデルは卑弥呼ではないか?という説は、古くは白鳥庫吉氏、和辻哲郎氏に始まり、今は安本美典氏らが唱える。理由は主に両者のプロフィルの類似。例えば次のようなものだ。 ①日神信仰の権威 ②夫が...