佐藤達矢稿

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蘇我氏の正体㉒ 藤原鎌足の実像。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体㉒ 藤原鎌足の実像。前回は藤原鎌足の義父である中臣御食子の悪行を見て参りました。今回は鎌足のほうの悪行を見て行きましょう。日本書紀がこの悪行をどれほど隠蔽し、歴史を改竄しているか・・・それはもはや改竄というより、全く別な作り話を...
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蘇我氏の正体㉑ 藤原鎌足とその一族の実像。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体㉑ 藤原鎌足とその一族の実像。今回からは蘇我氏の仇敵・藤原氏の実像について見て行きます。藤原氏は我が国の歴史上最大の氏族であり、現代でも宮中の要職はほぼすべて藤原家の支流で占められているほどの名家中の名家ですが、さほど古い家柄で...
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蘇我氏の正体⑳ 蘇我武蔵とはどういう人物であったのか?(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体⑳ 蘇我武蔵とはどういう人物であったのか?蘇我武蔵。のちに蘇我日向という名前で大宰府の帥となる人物で、蘇我氏の時代の掉尾を飾る人物でもあります。この人物以降、蘇我氏は歴史の表舞台からその名を消すことになるのですが、この「最後の蘇...
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蘇我氏の正体⑲ 中臣御食子と鎌足の実像。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体⑲ 中臣御食子と鎌足の実像。皇極・斉明帝が、新羅の将軍・金庾信の妹・宝姫である、という仮説について、もうひとつ論拠を加えます。斉木雲州著「上宮太子と法隆寺/大元出版」によりますと、宝姫は朝鮮半島にルーツがある人物で、藤原鎌足の陰...
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蘇我氏の正体⑱ 釈迦族・宝姫の生涯。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体⑱ 釈迦族・宝姫の生涯。前々回、「皇極・斉明帝は金庾信の妹・宝姫である」という仮説を提唱いたしました。今回はこのことをさらに細かく見て行きます。金庾信には宝姫、文姫というふたりの妹がいました。文姫のほうは新羅王・金春秋の妃となっ...
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蘇我氏の正体⑰ 斉明天皇のルーツを探る。(佐藤達矢 稿)

女系相続の国である釈迦国を、日本と新羅の両国で復活させようとした蘇我氏。日本では推古帝を最初に、その後、皇極・斉明帝が即位。新羅では善徳・真徳女王が即位し、釈迦国の女系相続制度は一応の復活を果たしました。女系相続であった理由には、前述しまし...
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蘇我氏の正体⑯ 斉明帝は金庾信の妹・宝姫である。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体⑯ 斉明帝は金庾信の妹・宝姫である。蘇我氏の時代の重要人物・斉明天皇。重祚した天皇としても有名で、最初の即位時には「皇極天皇」の諡号が贈られています。このお方は珍しいことに、天皇としての諡号だけでなく、陵墓も二つあります。九州と...
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蘇我氏の正体⑮ 蘇我善徳は善徳女王である。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体⑮ 蘇我善徳は善徳女王である。632年、歴史上初の女帝として、新羅国に善徳女王が即位します。「善徳」という諡には「釈尊の十善戒を守り抜く徳を備えた人物」という意味が読み取れ、この人物が仏教徒であり、それも大乗仏教ではない、お釈迦...
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蘇我氏の正体⑭ 蘇我氏と新羅は仏教で結ばれていた。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体⑭ 蘇我氏と新羅は仏教で結ばれていた。前回、蘇我氏はヤマト王権と新羅の関係を取り持つ調整役として重要な役割を果たしていた、ということを申し上げました。今回はそのことを具体的に見て行きます。514年、新羅に法興王が即位します。「三...
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蘇我氏の正体⑬ 蘇我氏のルーツは釈迦族である。(佐藤達矢 稿)

蘇我氏の正体⑬ 蘇我氏のルーツは釈迦族である。蘇我氏とはいったい何者か?・・・そのルーツを探って行きますと、定説では武内宿禰から始まる大臣家、ということになります。しかし、武内宿禰と蘇我家がつながっているかどうかということを疑問視する声も多...