アルカディアの宝石

銀河のこよみ

アルカディアの宝石

かつてダニールは、ハリを助ける人材ともう一つの補助手段を構築するために、シンナックス星で若きガール・ドーニックを見いだした。ガールは彼の生涯かけて、この二つの課題を完全に成し遂げ、なおかつ地球復興と銀河復興の糸口を500年後のために用意した。

 アルカディアのとくとくとミーターに語る語り口は、まるでガールの魂が、彼女をして語らせているようであった。

ミーター、あなたに預かってもらいたいものがあるのよ。
 二つのシリンダーペンダントよ。先祖のウォンダさんとベリスさんから350年以上にも亘って我が家の代々の女たちに大事に伝えられて来たものよ。
 私の大事な先祖様とお話できる魔法の宝石よ。どんな時でも、どうしたらいいか、どう考えたらいいか、迷った時は、このペンダントに語りかけてきたの。そしていつも最善の道を見つけ出してくれたんですから。
ミーター、ある時期になったら、それを受けとる女性が現れますよ。

もう一つの宝石⇨

(同時に第2ファウンデーションの次期継承女性に渡す予定の透明のシリンダーも保持していた。)

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